提供者側から

お宿のしくみ '12/10/23

 

こんにちは。

 

 

先日、用事があり東北の仙台界隈に出かけました。
そこで、泊まった宿が、対照的な状態でした。

 

今日はそのお題でお話をしたいと思います。

 

 

1軒目は、市街地にあるビジネスホテル。

 

駅から徒歩5分圏内にあるのに、安価。

 

ビジネスホテルなので、
食事は1Fにあるレストランでのみで
バイキング方式の朝食を提供。

 

夕食は食べなかったのですが、
問い合わせ時には、
予約者のみの提供で、
飛び込みは受け付けないとのこと。

 

ただ、「夜鳴きそば」と銘打って、
宿泊者には、1種類のみですが、
無料で食べれます。
こちらは、予約なしで。

 

居室は、ビジネスホテルなので、
ホテル職員の出入りは
もちろんありませんでした。

 

節約も徹底していて、
センサー消灯の電灯を導入していたり、
冷蔵庫は外部スイッチがついていて、
お客が必要と思ったときに
各自が入れるようになっていて、
最初は冷えていませんでした。

 

お湯も、電気ポットがあって、
自分で水を入れて沸かすように
なっていました。

 

ただ、このホテルは、
温泉の大浴場がありました。

 

私は、実はこれ目当てで
このホテルを選んだのですが、
経費がかかる分、
それ以外で徹底して、
経費節約しているんだなあと
納得してしまいました。

 

 

 

2軒目は、その市街地から
しばらく離れた温泉街にある旅館。

 

往年をしのばせる町並みで
宿が川沿いの道に連なっていました。

 

ただ、山側の宿はほとんど閉館していて、
川側の宿のみ存続していました。

 

こちらも経費節約を
徹底しているのには同じでした。
具体的には…

 

 ・夕朝食ともに部屋でなく食事処にて。
 ・夕朝食ともバイキング方式。
 ・浴衣のサイズ交換は、お客各自が、
  エレベータ前に置かれたものを持参。
 ・おみやげコーナーは
  存続しているものの、早めに閉店。

 

でも、1軒目に比べれば
宿泊費も高かったので、
こだわりもかなりありました。

 

 ・夕食はコース料理込みのバイキング。
 ・バイキングは、和洋折衷。
 ・郷土料理の「こづゆ」の準備あり。
 ・浴衣は女性のみ、カラフルな
  無料浴衣の貸出が着付け付きであり。
 ・各フロアに1箇所だけ
  2部屋を1部屋として改装した
  お風呂自慢の部屋を用意あり。
 ・部屋の布団は、お客が
  食事処に行っている間に上げ下ろし。

 

これだけ、こだわっていると
やはり節約は限られますよね…

 

食事処の仲居さんは、
とても忙しそうでした。
各フロアを回るのではなく、
食事処の区画内だけのはずなのに…

 

逆を言えば、それだけ仕事量に比べて
仲居さんの数も少ないって
ことの表れでしょうね。

 

 

このように、経費節約でメリハリつけて
余裕ができているところと、
苦戦しているところ…

 

なかなか、難しいですね。

 

でも、これも、解決策があるのです。
2軒目のお宿は、
対象としているお客様の
絞込みとその対応が
まだまだ十分でないということですね。

 

それをもっと進めていけば、改善できると思いました。

 

平成24年10月関連ページ

平成25年1月
QOL向上に向けたしくみをつくる視点を
提供者側からひろってみましょう
平成24年12月
QOL向上に向けたしくみをつくる視点を 提供者側からひろってみましょう
平成24年11月
QOL向上に向けたしくみをつくる視点を 提供者側からひろってみましょう

HOME 新着情報 代表挨拶 事業内容 お問い合わせ